概要

ムハンマド・アリー・ジンナーが「ムスリムの祖国」としてパキスタンを建国。ジンナーは初代総督に就任したが翌年死去。その後の政治的不安定から軍のクーデターが頻発。アユーブ・カーン(1958年)、ヤヒヤ・カーン(1969年)、ジア・ウル・ハク(1977年)、ムシャラフ(1999年)と軍政が繰り返された。

歴史的背景

全インド・ムスリム連盟のジンナーが「二民族論」(ヒンドゥーとムスリムは別個の民族)に基づきパキスタン建国を主導。しかしムスリム多数地域が地理的に分断されていたこと、東西パキスタン間の格差が初めから構造的問題を孕んでいた。

地形・地理的特徴

パキスタンは東西に分かれた特異な国土構成で建国された。西パキスタン(現パキスタン)はインダス川流域、東パキスタン(現バングラデシュ)はベンガル・デルタと、約1600km離れた二つの地域からなっていた。

歴史的重要性

南アジアの地政学的構造を規定する核保有国。軍と文民政権の権力闘争、核開発、アフガニスタン問題、テロリズムとの関係など、現代国際政治の主要な課題に深く関与している。

参考文献

  • Ayesha Jalal, The Struggle for Pakistan, 2014
  • Ian Talbot, Pakistan: A New History, 2012