概要
南インドの古典舞踊バラタナティヤムがルクミニ・デーヴィ・アルンデールらの努力により近代的な舞台芸術として復興された。元来はデーヴァダーシー(寺院の舞姫)の伝統であったが、イギリス植民地時代に抑圧された。1936年にマドラス音楽アカデミーで公演が行われ、上流階級の女性が踊ることで社会的地位が回復した。
歴史的背景
植民地時代のイギリスはデーヴァダーシー制度を「売春」と同一視し、1947年のデーヴァダーシー法で禁止。しかし舞踊そのものの芸術的価値を認めた神智学協会のメンバーやインドの民族主義者たちが復興運動を主導した。
地形・地理的特徴
マドラス(チェンナイ)を中心に復興運動が展開。南インドのヒンドゥー寺院が伝統的な舞踊の場であり、タンジャーヴール地方が特にバラタナティヤムの伝統の中心地であった。
歴史的重要性
インド古典舞踊の近代化と国際的認知の先駆。バラタナティヤムの復興は他の古典舞踊(カタック、オディッシー、カターカリ等)の再評価にもつながった。現在はインド文化の象徴として世界中で学ばれている。
参考文献
- Matthew Allen, Rewriting the Script for South Indian Dance, 1997
- Avanthi Meduri, Rukmini Devi Arundale, 2005