概要
マハトマ・ガンジーが78人の支持者とともにサーバルマティーのアーシュラムからダンディ海岸まで24日間の行進を行い、イギリスの塩税法に対する市民的不服従運動を開始。海水から塩を作る象徴的な行為で法を破り、全インドに不服従運動の波を引き起こした。約6万人が逮捕された。
歴史的背景
1929年のラホール大会でインド国民会議派が完全独立(プールナ・スワラージ)を決議。ガンジーは全国民が理解でき、イギリスの搾取を象徴する塩税を不服従の対象に選んだ。塩はすべての人の生活必需品であり、その専売制度は植民地搾取の縮図であった。
地形・地理的特徴
サーバルマティー・アーシュラム(アフマダーバード)からアラビア海沿岸のダンディまでの約390km。グジャラートの平野部から海岸部への行進は、沿道の農村を通過し民衆の支持を集めた。
歴史的重要性
非暴力市民的不服従運動の世界的象徴。世界中のメディアが報道し、インドの独立運動への国際的支持を拡大させた。マーティン・ルーサー・キング・ジュニアやネルソン・マンデラにも影響を与えた非暴力抵抗の模範。
参考文献
- Dennis Dalton, Mahatma Gandhi: Nonviolent Power in Action, 1993
- Thomas Weber, On the Salt March, 1997