「縄文時代」に関する歴史的出来事
11件の出来事
紀元前8000年頃〜
黒曜石交易ネットワークの形成
信州和田峠・星糞峠産の黒曜石は、縄文時代を通じて北海道から九州まで広範囲に流通した。黒曜石の原産地分析により、数百キロに及ぶ交易ネットワークの存在が判明。神津島産黒曜石の本土への搬入は、縄文人の航海能
日本・長野
紀元前7500年頃
上野原遺跡の集落形成
縄文時代早期(約9500年前)の大規模集落跡。竪穴住居跡52基が発見され、南九州における早期定住生活の実態を示す。壺型土器や連穴土坑(燻製施設)など、当時としては高度な生活技術が確認された。
日本・鹿児島
紀元前6000年頃
縄文海進
最終氷期終了後の温暖化により、海面が現在より約5メートル高くなった。関東平野では群馬県館林付近まで海が入り込み、東京湾は現在の数倍の面積に拡大。日本列島の地形と人々の生活域が大きく変化した。
日本・全域
紀元前5300年頃
鬼界カルデラ大噴火
完新世最大級の火山噴火。噴出物の総量は約150立方キロメートルと推定される。火砕流は薩摩半島・大隅半島を覆い尽くし、火山灰(アカホヤ火山灰)は東北地方まで降下。南九州の縄文集落は壊滅した。
日本・鹿児島沖
紀元前5000年頃〜
翡翠交易ネットワークの形成
糸魚川産翡翠は縄文時代中期以降、大珠や勾玉に加工され、北海道から沖縄まで日本列島全域に流通した。翡翠の加工は高度な技術を要し、糸魚川周辺に専門的な加工集団が存在したと推定される。
日本・新潟
紀元前3900年頃〜紀元前2200年頃
三内丸山遺跡の大規模集落形成
縄文時代前期中頃から中期末葉にかけて営まれた日本最大級の縄文集落。大型掘立柱建物、竪穴建物跡約800棟、大型竪穴建物、貯蔵穴、墓地、盛土などが計画的に配置されていた。栗の栽培管理やヒスイ・黒曜石の広域
日本・青森
紀元前3000年頃〜紀元前1000年頃
加曽利貝塚の形成
日本最大級の貝塚遺跡。北貝塚(縄文中期)と南貝塚(縄文後期)からなる直径約140メートルの環状貝塚。竪穴住居跡、墓壙、土器・石器・骨角器が大量に出土し、縄文時代の生活実態を総合的に示す。
日本・千葉
紀元前2000年頃
大森貝塚の形成
縄文後期から晩期にかけて形成された貝塚。1877年にエドワード・モースが発見し、日本初の学術的発掘調査が行われた。ハマグリ、アサリなどの貝殻層と共に土器・骨角器が出土し、日本考古学の出発点となった。
日本・東京
紀元前2000年頃
大湯環状列石の建設
万座環状列石と野中堂環状列石の2つの大型配石遺構からなる。万座は直径約52メートルで日本最大。河原石を環状に配置し、中心に立石を置く構造。周辺に掘立柱建物跡や土坑墓が伴い、祭祀・墓域として機能した。
日本・秋田
紀元前1200年頃〜紀元前300年頃
亀ヶ岡文化の展開
縄文晩期に東北地方北部で栄えた文化圏。亀ヶ岡式土器は精緻な文様と薄手の造形で縄文土器の最高峰。遮光器土偶・赤漆塗り製品・耳飾りなど高度な工芸品を生み出した。漆工芸の技術は特に優れていた。
日本・東北
紀元前1000年頃
亀ヶ岡遺跡・遮光器土偶の製作
縄文晩期の代表的遺跡。精緻な亀ヶ岡式土器と、宇宙人のような外見で知られる遮光器土偶が出土した。遮光器土偶は高さ約34.5センチで、誇張された目と体の文様が特徴的。晩期縄文文化の芸術的到達点を示す。
日本・青森