南アメリカの歴史
17件の歴史的出来事
紀元前14500年頃
モンテ・ヴェルデ遺跡の定住
チリ南部で発見された先史時代の定住遺跡で、北アメリカのクローヴィス文化より約1000年古い。トム・ディレハイにより1977年から発掘され、木造の住居跡、石器、薬草、動物の骨、さらにジャガイモの野生種が
南アメリカ・チリ
紀元前3000〜1800年頃
カラル文明の繁栄
南北アメリカ大陸最古の都市文明で、メソポタミアやエジプトとほぼ同時代に栄えた。カラル遺跡には6基の大型ピラミッド、円形広場、住居跡が含まれ、最大のピラミッドは高さ18m、底辺150×160mに達する。
南アメリカ・ペルー
紀元前1200〜200年頃
チャビン・デ・ワンタルの繁栄
アンデス文明初期の宗教的中心地。旧神殿と新神殿から成る石造神殿複合体で、内部には複雑な地下通路(ガレリア)が張り巡らされている。ランソン(高さ4.5mの花崗岩の神像)が地下の十字形の部屋に安置され、ジ
南アメリカ・ペルー
紀元前500年〜紀元後1500年頃
アマゾン流域のテラ・プレタ形成
アマゾン先住民が数世紀にわたり形成した人工的な肥沃土壌「テラ・プレタ」(ポルトガル語で「黒い土」)。バイオ炭(木炭)、陶器片、骨、魚の残骸、糞便などが混合されており、通常のアマゾン土壌の数倍の炭素含有
南アメリカ・アマゾン
紀元前200年〜紀元後600年頃
ナスカの地上絵の制作
ナスカ台地に描かれた巨大な地上絵群。ハチドリ(96m)、コンドル(134m)、クモ(46m)、サル(110m)などの動物図形のほか、幾何学模様や直線が300以上確認されている。地表の石を除去して明るい
南アメリカ・ペルー
100〜700年頃
モチェ文化の繁栄とシパン王墓
ペルー北海岸に栄えた先インカ文明で、精巧な金銀細工と写実的な肖像土器で知られる。太陽のワカ(高さ43m)と月のワカの大型ピラミッドを建設。1987年にランバイエケ谷のシパン遺跡で発見された王墓は「新大
南アメリカ・ペルー北海岸
300〜1000年頃
ティワナク帝国の繁栄
チチカカ湖畔に栄えた高地文明で、最盛期には40万人以上の人口を擁したと推定される。アカパナのピラミッド、カラササヤの神殿、太陽の門(精巧な浮彫りを持つ石造門)が代表的建造物。巨石建築の精密な石組みは後
南アメリカ・ボリビア
900〜1470年頃
チムー王国とチャンチャンの繁栄
ペルー北海岸に栄えた先インカの強力な王国。首都チャンチャンは面積約20km²、人口推定6万人の世界最大の日干しレンガ都市。10の宮殿区画(シウダデラ)が王の代替わりごとに新設され、各区画は高さ9mの壁
南アメリカ・ペルー北海岸
1438〜1533年
インカ帝国の急速な拡大
パチャクティ(在位1438-1471年)がチャンカ族の侵攻を撃退したのを契機に、クスコの一地方王国から南北アメリカ最大の帝国へと急速に拡大した。タワンティンスーユ(四つの地方)と呼ばれ、現在のペルー、
南アメリカ・ペルー
1438〜1533年
インカ道路網の建設
タワンティンスーユ(インカ帝国)全域を結ぶ総延長4万km以上の道路網(カパック・ニャン)。2本の幹線道路(海岸道と高地道)が南北に走り、多数の支線で東西に結ばれていた。チャスキ(飛脚)による駅伝制で情
南アメリカ・アンデス
1450年頃
マチュ・ピチュの建設
パチャクティが建設した王室の離宮・宗教施設。約200棟の建物、段々畑、水路、広場から構成される。インティワタナ(日時計)、太陽の神殿、三つの窓の神殿が主要建造物。精密に加工された花崗岩の石組みはモルタ
南アメリカ・ペルー
1500年
ポルトガルのブラジル植民地化
ペドロ・アルヴァレス・カブラルが1500年4月22日にブラジルに到達。当初はパウ・ブラジル(染料用の赤い木材)の採取が主目的であったが、16世紀半ばから北東部でサトウキビ・プランテーションが急速に発展
南アメリカ・ブラジル
1532〜1533年
ピサロのインカ帝国征服
フランシスコ・ピサロが約168人のスペイン兵でインカ皇帝アタワルパを捕えた事件。1532年11月16日、カハマルカの広場でアタワルパと会見。聖書を手渡されたアタワルパがそれを投げ捨てたことを口実にスペ
南アメリカ・ペルー
1545年
ポトシ銀山の発見と操業開始
ディエゴ・ワルパが1545年に発見したとされる世界最大の銀鉱山。16-17世紀にかけて世界の銀生産の約半分を占めた。最盛期の1650年頃、ポトシの人口は推定16万人に達し、当時のロンドンやパリを凌ぐ規
南アメリカ・ボリビア
16世紀後半〜17世紀
バンデイランテスの奥地探検
サンパウロを拠点としたポルトガル系・メスティソの探検隊(バンデイラ)がブラジル内陸部を探索した。目的は先住民の奴隷狩り、鉱物資源の探索、イエズス会ミッションの破壊であった。バンデイランテスの活動はトル
南アメリカ・ブラジル
1605〜1694年
パルマレスの逃亡奴隷共同体
砂糖プランテーションから逃亡したアフリカ人奴隷が建設した南北アメリカ最大のマルーン(逃亡奴隷)共同体。最盛期には人口2万〜3万人に達し、約1世紀にわたって存続した。最後の指導者ズンビ(1655-169
南アメリカ・ブラジル北東部
1630〜1654年
オランダのブラジル北東部占領
オランダ西インド会社がポルトガル・スペイン同君連合下のブラジル北東部を征服・占領した。ヨハン・マウリッツ総督(1637-44年)の下で砂糖産業が発展し、宗教的寛容政策でユダヤ人コミュニティも繁栄した。
南アメリカ・ブラジル北東部