概要

スコットランド人宣教師デイヴィッド・リヴィングストンが約30年にわたってアフリカ内陸部を探検。ヴィクトリア瀑布の「発見」(1855年)、アラブ人奴隷貿易の告発で知られる。1871年にウジジでニューヨーク・ヘラルド紙の記者スタンリーと遭遇し、「リヴィングストン博士でいらっしゃいますか」の有名な挨拶が交わされた。

歴史的背景

19世紀のヨーロッパではアフリカ内陸部は「暗黒大陸」とされ、地理的探検と宣教・反奴隷貿易が結びついた動機で探検家が送り込まれた。リヴィングストンは「3つのC(Commerce, Christianity, Civilization)」をアフリカにもたらすことを使命とした。

地形・地理的特徴

リヴィングストンはザンベジ川、タンガニーカ湖、マラウイ湖など東・中央アフリカの主要水系を踏破した。熱帯雨林、サバンナ、山岳地帯など多様な環境を横断する困難な旅であった。ヴィクトリア瀑布のザンベジ川の断崖は最も劇的な発見の場所。

歴史的重要性

リヴィングストンの探検報告はヨーロッパのアフリカへの関心を爆発的に高め、植民地化の前提条件となった。しかし彼自身は奴隷貿易の廃止に生涯を捧げた。スタンリーとの遭遇は19世紀のメディア・センセーションの典型例。

参考文献

  • Jeal, T., 'Livingstone'
  • Dugard, M., 'Into Africa'