概要

人民憲章(People's Charter)に基づく6項目(男子普通選挙、秘密投票、議員歳費、財産資格の撤廃、均等選挙区、毎年議会)の実現を求めた労働者の大衆運動。三度の請願(1839年、1842年、1848年)はいずれも議会に拒否されたが、後に5項目が実現した。

歴史的背景

1832年の選挙法改正で中産階級は選挙権を得たが労働者は排除された。救貧法改正(1834年)による救貧院の苛酷な条件も不満を高めた。「道義派」と「実力派」の路線対立が運動の統一性を弱めた。

地形・地理的特徴

マンチェスター、バーミンガム、リーズなど産業革命の中心都市で運動が展開された。炭鉱・綿工場が集中する北部イングランドとウェールズ南部が運動の中心地であった。

歴史的重要性

イギリス最初の全国的な労働者政治運動であり、議会制民主主義の枠内での改革要求の先駆けとなった。運動自体は挫折したが、その要求の大半は後の改革で実現し、労働運動と政治運動の結合の原型を示した。

参考文献

  • マルコム・チェイス『チャーティズム 新しい歴史』