概要
メキシコからの独立を宣言したテキサス入植者(テハノとアングロ系)が戦争を開始。1836年2月23日〜3月6日のアラモの戦いでは、デイヴィッド・クロケット、ジム・ボウイ、ウィリアム・トラヴィスら約200人の守備隊がサンタ・アナ将軍のメキシコ軍約2000人に全滅させられた。「アラモを忘れるな!」を合言葉に、サム・ヒューストンが4月21日のサンジャシントの戦いで勝利しテキサス共和国が成立。
歴史的背景
メキシコ政府はアメリカからの入植を奨励したが、入植者の急増とメキシコの中央集権化(サンタ・アナの独裁)が対立を激化させた。テキサスの入植者は奴隷制の維持を求めたが、メキシコは1829年に奴隷制を廃止していた。文化的・宗教的な差異も対立の背景にあった。
地形・地理的特徴
アラモはサンアントニオ市内のスペイン植民地時代の伝道所を改修した砦。テキサスの平坦な大平原と河川流域が戦場となった。サンジャシントの戦い(決戦)は湿地帯の近くで行われ、メキシコ軍の退路を断つのに地形が利用された。
歴史的重要性
1845年にテキサスがアメリカに併合されたことが米墨戦争(1846-48年)の直接的原因となり、アメリカの大陸横断的膨張を加速させた。アラモは「自由のための犠牲」としてアメリカの英雄神話の中核を成すが、奴隷制擁護という側面は長く看過された。
参考文献
- Roberts & Olson, A Line in the Sand
- Brands, Lone Star Nation