概要
阮福映(嘉隆帝)がタイソン朝を滅ぼしてベトナムを統一し、フエを首都に阮朝を建国。フランス人宣教師ピニョー・ド・ベーヌの軍事支援を受けた。国号を「越南」(ベトナム)として清から冊封を受けた。フエの王宮はユネスコ世界遺産に登録されている。
歴史的背景
18世紀後半、西山(タイソン)の三兄弟が蜂起して南部・北部・中部の各政権を打倒。阮福映は唯一の生き残りとして南部に逃れ、フランス・タイの支援を得て再起。20年以上の内戦の末にベトナムを統一した。
地形・地理的特徴
フエはフォン川沿いの盆地に位置し、チュオンソン山脈の東麓にある。紫禁城を模した王宮が建設され、北京の紫禁城の縮小版とも評される。山と川に囲まれた風水的に理想的な立地が都城建設に選ばれた理由。
歴史的重要性
ベトナムが現在の領域に近い統一を達成した画期。しかしフランスの軍事支援はフランスのインドシナ進出の布石となり、19世紀後半の植民地化への道を開いた。フエの歴史建造物群は1993年にユネスコ世界遺産に登録。
参考文献
- 大南実録
- フランス宣教師記録