概要
白蓮教徒が「弥勒下生」(弥勒仏の降臨)を唱えて蜂起。清軍は鎮圧に8年を要し、軍費2億両を費やした。正規軍の腐敗が露呈し、郷勇(地方民兵)が実質的な戦力となった。
歴史的背景
乾隆帝末期の腐敗(和珅の専横)と人口増加による土地不足が背景。白蓮教は元末の紅巾の乱以来の民間宗教結社で、清に対する抵抗の精神的基盤を提供。
地形・地理的特徴
反乱は湖北・四川・陝西の山間部で発生。大巴山脈・秦嶺山脈の険しい地形がゲリラ戦を可能にし、清軍の鎮圧を困難にした。
歴史的重要性
清の「盛世」の終焉を告げた反乱。正規軍(八旗・緑営)の無力化が証明され、太平天国の乱を予告する前兆。清の下り坂が始まった。
参考文献
- 『清史稿』
- 『嘉慶実録』