概要

西山(タイソン)朝の阮文恵(光中帝)が清の20万の干渉軍をテト(旧正月)の奇襲攻撃で壊滅させた。ドンダーの戦い(1789年1月30日)では清軍のドンダー要塞を夜襲で陥落。ベトナム軍事史上最も鮮やかな勝利の一つとされる。

歴史的背景

黎朝最後の王が清に援軍を求め、清の乾隆帝が20万の大軍を派遣してハノイを占領。しかし阮文恵はフエから電撃的に北上し、旧正月の夜に奇襲を敢行して清軍を壊滅させた。

地形・地理的特徴

紅河デルタへの中国軍の進入路は、狭い山地の隘路を通る必要があった。阮文恵は旧正月の奇襲攻撃で、昇龍(ハノイ)を占領していた清軍を完全に不意打ちし、わずか5日間で撃退した。

歴史的重要性

ベトナムの対中国抵抗の歴史における最後の大勝利。阮文恵はベトナムの偉大な軍事的天才として評価され、現代ベトナムの多くの通りに名前が付けられている。しかし西山朝は阮福映に敗れ、短命に終わった。

参考文献

  • 大南実録
  • 清史稿