概要

縄文晩期末から弥生早期にかけての水田跡が確認された遺跡。灌漑用水路を備えた本格的な水田経営が行われ、環濠集落も伴う。板付式土器は弥生早期の標式土器として知られる。

歴史的背景

菜畑遺跡に続き、福岡平野でも水田稲作が急速に普及した。環濠集落の出現は、農耕社会における土地・収穫物をめぐる紛争の発生を示唆する。

地形・地理的特徴

福岡平野中央部の御笠川と諸岡川に挟まれた標高約8メートルの低い段丘と周辺低湿地。豊富な水源と肥沃な沖積土壌が水田稲作に最適な環境を提供した。

歴史的重要性

初期水田稲作の技術的実態を最も良く示す遺跡の一つ。環濠集落と水田のセットは弥生社会の基本構造を示し、日本の農耕社会の原点として位置づけられる。国の史跡。

参考文献

  • 福岡市教育委員会
  • 板付遺跡発掘調査報告書