概要
1777年9-10月、ニューヨーク州サラトガでイギリスのジョン・バーゴイン将軍の軍勢約6000人がアメリカ軍に包囲され降伏した。フリーマンズ・ファーム(9月19日)とベミス・ハイツ(10月7日)の二度の戦闘を経て、10月17日にバーゴインが降伏。ベネディクト・アーノルドの活躍が戦闘の帰趨を決した。
歴史的背景
バーゴインはカナダから南下してハドソン川を制圧し、ニューイングランドを他の植民地から分断する作戦を実行したが、ニューヨークからの支援部隊(ハウ将軍)がフィラデルフィア攻略に向かい合流しなかった。補給線が伸びきったイギリス軍を、増援を得たアメリカ軍が包囲した。
地形・地理的特徴
ハドソン川上流域のニューヨーク州北部。森林に覆われた丘陵地帯で、ハドソン川の渓谷が南北の移動路を形成。イギリス軍の大砲や正規戦術は森林地帯で制約を受け、アメリカ民兵のライフル射撃と地形知識が活きた。
歴史的重要性
独立戦争の転換点。この勝利がフランスのアメリカ同盟参戦(1778年)を決定づけた。フランスの参戦は海軍力・資金・軍事物資の提供を意味し、最終的な独立の実現に不可欠であった。「独立戦争で最も重要な戦い」と評される。
参考文献
- Ketchum, Saratoga
- Middlekauff, The Glorious Cause