概要

イギリス東インド会社の軍がベンガル太守ミール・カーシム、アウド太守シュジャー・ウッダウラ、ムガル皇帝シャー・アーラム2世の連合軍を破った戦い。プラッシーの戦い以上に決定的な軍事的勝利であり、アラーハーバード条約(1765年)によりベンガル・ビハール・オリッサのディーワーニー(徴税権)を獲得。

歴史的背景

プラッシーの戦い後、イギリスが擁立した太守ミール・カーシムが東インド会社の経済的搾取に反発し、ムガル皇帝やアウド太守と同盟を結んでイギリスに挑んだ。インド側の最後の組織的抵抗であった。

地形・地理的特徴

ガンジス川沿いのバクサル(ブクサール)。ガンジス川が天然の障壁として作用し、東インド会社軍は川沿いの陣地を占拠して防御的な優位を確保した。

歴史的重要性

プラッシーの戦いが政治的転換点であったのに対し、バクサルの戦いは軍事的に決定的であった。ディーワーニーの獲得はイギリスにベンガルの財政権を与え、以後のインド征服の経済的基盤となった。

参考文献

  • P.J. Marshall, Bengal: The British Bridgehead, 1987
  • C.A. Bayly, Indian Society and the Making of the British Empire, 1988