概要
ダビデ王の統一王国を継いだソロモン王は、フェニキアのテュロス王ヒラムの援助を受けてエルサレムに壮麗な神殿を建設した。レバノン杉の梁、金箔の至聖所、契約の箱を安置する内陣を備えた。建設には7年を要し、イスラエル全土から労働力が動員された。
歴史的背景
ダビデ王が契約の箱をエルサレムに運び、神殿建設を計画したが、戦争で血を流した王には不適切とされ、息子ソロモンに託された。テュロスとの同盟が建築資材と技術を提供した。
地形・地理的特徴
エルサレム神殿はモリヤの丘(神殿の丘)に建設された。東のキドロン谷と南のヒンノムの谷に挟まれた高台で、三方を谷に囲まれた天然の要塞地形が聖域としての荘厳さを高めた。
歴史的重要性
第一神殿はユダヤ教の中心的聖所であり、唯一神ヤハウェの地上の住まいとされた。紀元前586年のバビロン捕囚で破壊されるまで約370年間存続し、ユダヤ教の祭儀と信仰の核であった。
参考文献
- 1 Kings 5-8 (Old Testament)
- The Temple of Jerusalem (S. Goldhill)