概要

パシュトゥーン族のアフマド・シャー・ドゥッラーニーがナーディル・シャーの死後にアフガニスタン最初の統一国家を建国。最盛期には現在のアフガニスタン、パキスタン東部、イラン東部、インド北西部を支配。第三次パーニーパットの戦い(1761年)でマラーターを撃破した。

歴史的背景

アフマド・シャーはペルシャのナーディル・シャーに仕えた軍人で、ナーディルの暗殺後にパシュトゥーン部族のジルガ(部族会議)で王に選出された。アフガニスタンの「国父」と称される。

地形・地理的特徴

ヒンドゥークシュ山脈を中心とする山岳地帯。カンダハールを首都とし、カーブル渓谷、ペシャワール、ヘラートを主要都市とする。山岳地帯の部族的分断が統一国家の維持を困難にした。

歴史的重要性

近代アフガニスタン国家の起源。パシュトゥーン族主導のアフガニスタンという政治構造の原型を確立した。アフマド・シャーの帝国は長くは続かなかったが、アフガニスタンのナショナル・アイデンティティの出発点として重要。

参考文献

  • Thomas Barfield, Afghanistan: A Cultural and Political History, 2010
  • Mountstuart Elphinstone, An Account of the Kingdom of Caubul, 1815