概要
宝永4年11月23日に富士山が大噴火。約2週間にわたり噴火が続き、大量の火山灰が関東一円に降り積もった。江戸では昼間でも暗くなるほどの降灰。富士山東麓の村々は埋没し、酒匂川の土石流は長年にわたり洪水被害をもたらした。富士山の最後の噴火。
歴史的背景
噴火の49日前に宝永地震(M8.6推定)が発生しており、地震が噴火を誘発したと考えられている。宝永地震は東海・南海連動型の巨大地震であった。
地形・地理的特徴
富士山南東斜面の宝永火口から噴火。噴出物は偏西風に乗って東方に降下し、江戸にも大量の火山灰が降った。小田原藩領は壊滅的被害を受けた。
歴史的重要性
富士山最後の噴火として火山学上重要。関東の農業への甚大な被害は幕府財政にも打撃を与えた。現在の火山防災計画の基礎データとして参照されている。
参考文献
- 『宝永噴火記録』