概要
清とロシア帝国の間で結ばれた最初の対等条約。外興安嶺(スタノヴォイ山脈)をロシアとの国境と定め、アムール川流域を清の領域と確認。ラテン語・満洲語・ロシア語で調印された。
歴史的背景
ロシアのコサック隊がアムール川流域に進出し、清の領域を侵犯。康熙帝はアルバジン城を包囲してロシア軍を降伏させ、交渉を有利に進めた。
地形・地理的特徴
ネルチンスクはバイカル湖東方のシベリア奥地に位置する。アムール川(黒竜江)流域の領有をめぐる係争が条約の背景。極寒の地での交渉にイエズス会士が通訳として参加。
歴史的重要性
中国とヨーロッパ列強の間で結ばれた最初の対等条約。国際法に基づく国境画定の先例。しかし170年後のアイグン条約・北京条約でこの領域はロシアに奪われる。
参考文献
- 『清史稿』
- ロシア外務省公文書