概要

ワンパノアグ族の首長メタコメット(イギリス人がフィリップ王と呼んだ)が率いた先住民連合とニューイングランド植民者の戦争。植民者の13の町が完全に破壊され、約3000人の先住民と600人以上の植民者が死亡した。人口比率で見ると、アメリカ史上最も破壊的な戦争であった。

歴史的背景

プリマス植民地とワンパノアグ族は当初協力関係にあったが、植民者の急速な領土拡大が先住民の土地と生活基盤を脅かした。メタコメットの兄ワムスッタがプリマスに召喚された後に急死した事件が不信を深め、1675年にスワンジーでの衝突が全面戦争に発展した。

地形・地理的特徴

ニューイングランドの森林地帯と河川流域。先住民は森林戦に長けており、イギリス植民者の集落や農場を奇襲した。ローデアイランドの大沼沢地(グレート・スワンプ)は先住民の避難所として機能したが、冬季には凍結して攻撃を受けやすくなった。

歴史的重要性

ニューイングランドの先住民の政治的・軍事的独立が終焉し、イギリス植民者の支配が確立された転換点。戦争後、先住民は保留地に閉じ込められるか奴隷として西インド諸島に売られた。アメリカの先住民排除政策の原型を形成した。

参考文献

  • Lepore, The Name of War
  • Schultz & Tougias, King Philip's War