概要
振袖火事とも呼ばれる江戸史上最大の大火。死者は約10万人と推定され、江戸城天守閣も焼失(以後再建されず)。焼失面積は江戸市街の約60%に及んだ。幕府はこれを機に都市計画を根本的に見直し、広小路・火除地の設置、隅田川東岸の開発を進めた。
歴史的背景
急速に人口が増加した江戸は、木造家屋の密集による火災リスクが極めて高かった。冬の乾燥期に発生した火災は強風に煽られ制御不能に陥った。
地形・地理的特徴
江戸は木造家屋が密集する都市。冬の北西季節風が火災の拡大を促進し、3日間にわたり市街の約6割を焼失した。
歴史的重要性
江戸の都市構造を一変させた大災害。近代的都市計画の先駆的取り組みが行われ、以後の江戸は防火を意識した都市に再建された。「火事と喧嘩は江戸の華」の言葉の背景。
参考文献
- 『むさしあぶみ』