概要
カトリック同盟軍(ティリー伯指揮)がプロテスタントのボヘミア反乱軍を約2時間で壊滅させた。ボヘミア王に選出されていたプファルツ選帝侯フリードリヒ5世は「冬の王」と嘲られて逃亡。フェルディナント2世はボヘミアのプロテスタント貴族を厳しく処罰し、27名の指導者を公開処刑した。
歴史的背景
ボヘミア反乱軍はフェルディナント2世を廃位し、カルヴァン派のプファルツ選帝侯フリードリヒ5世をボヘミア王に選出した。しかしプロテスタント諸侯の支援は限定的で、カトリック同盟とスペインの支援を受けた皇帝軍が圧倒的優位に立った。
地形・地理的特徴
プラハ西方の白山(ビーラー・ホラ)は、ヴルタヴァ川流域の丘陵地帯に位置する。標高約380mの緩やかな丘で、ボヘミア軍が丘の上に陣を構えたが、士気の低さと指揮の混乱が地形の優位を活かせなかった。
歴史的重要性
ボヘミアの政治的・文化的独立の終焉。チェコ語の使用が制限され、カトリック化が強制された。ボヘミア貴族の土地が没収されて外国人に与えられ、チェコ民族の「暗黒の200年」が始まった。三十年戦争のボヘミア期の終結。
参考文献
- オリヴィエ・シャリーヌ『白山の戦い1620年』
- ピーター・ウィルソン『三十年戦争』