概要

1609年、薩摩藩が琉球王国に侵攻して服属させた。琉球は表面上独立王国を維持しつつ、実質的に薩摩の支配下に置かれた。薩摩は琉球を通じた中国との密貿易で莫大な利益を得た。奄美群島は薩摩の直轄地となり、砂糖の専売制度のもとで過酷な搾取が行われた。

歴史的背景

薩摩藩は関ヶ原の戦い後の財政難を打開する必要があった。琉球の中継貿易による利益と、奄美のサトウキビは重要な財源であった。幕府の鎖国体制の中で、琉球を通じた対中貿易は事実上の抜け道であった。

地形・地理的特徴

鹿児島から琉球に至る南西諸島の島嶼は、黒潮と季節風の航路上に位置する。薩摩藩は3千の軍で琉球を征服し、首里城を制圧。奄美群島は直轄地とし、サトウキビ栽培を強制した。

歴史的重要性

琉球の「日中両属」という独特の国際的位置づけは、近代の琉球処分問題の伏線となった。奄美の砂糖栽培は島民の生活を根本から変え、過酷な搾取の歴史は現在も語り継がれている。

参考文献

  • 『薩摩と琉球』紙屋敦之