概要
ヴァージニア会社が設立したイギリス初の永続的北アメリカ植民地。初期の入植者104人の大半は紳士や職人で農業経験がなく、最初の冬に過半数が死亡した(飢餓の時期、スターヴィング・タイム)。ジョン・スミスのリーダーシップとポウハタン族ポカホンタスとの関係が有名。タバコ栽培の導入(ジョン・ロルフ、1612年)が植民地の経済的存続を可能にした。
歴史的背景
イギリスはスペインの新大陸での成功に触発され、1584年のロアノーク植民地(失敗)を経て再挑戦した。植民地は株式会社形式で運営され、利潤追求が主目的であったが黄金は発見されなかった。先住民との関係は複雑で、交易と武力衝突が繰り返された。
地形・地理的特徴
チェサピーク湾に注ぐジェームズ川沿いの低湿地に位置する。川の湾曲部で深水域が岸に近く船舶の係留に適していたが、マラリアの蚊が蔓延する沼沢地でもあった。水源は汽水域で飲料水の確保が困難。ポウハタン連合の領域内に位置していた。
歴史的重要性
イギリスの北アメリカ植民の出発点となり、後の13植民地形成へと繋がった。タバコのモノカルチャー経済はアフリカ人奴隷労働の導入(1619年に最初のアフリカ人到着)をもたらし、アメリカの奴隷制の起源となった。代議制議会(バージェス院、1619年)も新大陸で最初の立法機関。
参考文献
- Horn, A Land as God Made It
- Kupperman, The Jamestown Project