概要

明末の官僚・科学者の徐光啓がマテオ・リッチとユークリッド『幾何原本』を共訳(前6巻、1607年)。キリスト教に改宗し、西洋天文学を取り入れた暦法改革を推進。『農政全書』で農業技術を集大成。

歴史的背景

明末の知識人の間で実学志向が強まり、西洋科学への関心が高まった。徐光啓はマテオ・リッチの科学知識に感銘を受け、科学技術の導入による国力強化を志した。

地形・地理的特徴

上海は長江デルタの港湾都市。徐光啓は上海出身で北京でマテオ・リッチと協力。農業実験は天津で実施した。

歴史的重要性

中国における西洋科学受容の先駆者。「幾何」の訳語は徐光啓の造語で現在も使用。東西の知的交流の最良の事例として科学史上重要。

参考文献

  • 『農政全書』徐光啓
  • 『幾何原本』訳本