概要
朝鮮水軍の統制使・李舜臣が閑山島沖で日本水軍を大破。鶴翼の陣形で73隻の日本船を包囲し、47隻を撃沈した。この勝利により日本軍の海上補給路は遮断され、戦争の趨勢が大きく変わった。壬辰倭乱における朝鮮側最大の勝利。
歴史的背景
日本軍は陸上では破竹の進撃を続けていたが、補給は海上輸送に依存していた。李舜臣は玉浦・泗川・唐浦の海戦で連勝し、閑山島海戦で日本水軍に決定的打撃を与えた。
地形・地理的特徴
閑山島沖は多数の島嶼が点在する複雑な海域。李舜臣は狭い海峡に潜む日本水軍を広い海域に誘い出し、鶴翼の陣形で包囲殲滅する戦術をとった。亀甲船(板屋船に鉄板を被せた装甲船)が近接戦闘で威力を発揮した。
歴史的重要性
世界海戦史上の名勝利として評価される。補給路の遮断は日本軍の北進を停滞させた。李舜臣は韓国の国民的英雄であり、ソウルの光化門広場に銅像が建てられている。彼の日記『乱中日記』はユネスコ世界記録遺産に登録。
参考文献
- 乱中日記
- 朝鮮王朝実録