概要

張居正の死後、万暦帝は28年間朝廷に出席せず(「万暦怠政」)。官僚の任命を放置して多くのポストが空席のまま放置された。鉱税の徴収に宦官を派遣して民衆の怨嗟を招いた。一方で万暦の三大征には莫大な軍費を費やした。

歴史的背景

張居正の死後にその改革を全面撤回し、皇太子問題(国本の争)をめぐり官僚と対立。嫌気がさした万暦帝は一切の政務を放棄した。

地形・地理的特徴

紫禁城の奥深くに引き籠もり、28年間にわたり朝廷に出なかった。宮殿内での贅沢な生活を続ける一方、政務は完全に停滞。

歴史的重要性

明衰退の決定的要因。黄仁宇『万暦十五年』はこの時期を明が「失敗した」転換点と分析。後世の歴史家は「明は万暦に亡ぶ」と評した。

参考文献

  • 『万暦十五年』黄仁宇
  • 『明史』神宗紀