概要
イエズス会宣教師マテオ・リッチが中国に渡り、儒服を着て中国文化に適応しつつ布教。坤輿万国全図(世界地図)を作製し、ユークリッド幾何学を徐光啓と共訳。西洋天文学・数学・地理学を中国に紹介した。
歴史的背景
イエズス会はフランシスコ・ザビエル以来、東アジア布教を推進。リッチは中国語を習得し、科学技術で中国知識人の信頼を獲得する「適応政策」を採用した。
地形・地理的特徴
リッチはマカオから広東、南京を経て北京に至った。海路による東西交通が確立した大航海時代の成果として、イエズス会士が中国内陸に到達。
歴史的重要性
東西文化交流史上の画期的事件。中国知識人に地球球体説・世界地理を伝え、世界認識を変革。徐光啓・李之藻ら中国人キリスト教徒(奉教人士)を生んだ。
参考文献
- 『利瑪竇中国札記』
- 『明史』外国伝