概要
ミゲル・ロペス・デ・レガスピがセブ島に上陸し、1571年にマニラを首都として植民地を建設。333年にわたるスペイン支配の下、カトリック教の布教、マニラ・ガレオン貿易(マニラ〜アカプルコ間の太平洋横断交易)、エンコミエンダ制(委託統治制)が敷かれた。フィリピンはアジアで唯一のカトリック多数派の国となった。
歴史的背景
マゼランの航海(1521年)でフィリピンの存在を知ったスペインは、香辛料交易と太平洋航路の確保を目的に植民地化を推進。フィリピンの名称はスペイン皇太子フェリペ(後のフェリペ2世)に由来する。
地形・地理的特徴
マニラ湾は天然の良港で、太平洋とアジア大陸を結ぶ交易の結節点。パシッグ川河口に建設されたイントラムロス(城壁都市)は、スペイン式の格子状都市計画と石造建築で東洋におけるスペイン文明の拠点となった。
歴史的重要性
東南アジアで最も長い西洋植民地支配。カトリック、スペイン語の影響、土地制度がフィリピン社会を根本的に変えた。マニラ・ガレオン貿易は250年間(1565-1815年)続き、太平洋を跨ぐグローバル交易の先駆となった。
参考文献
- スペイン植民地記録
- フィリピン史料