概要

スペインのコンキスタドールがフロリダからアーカンソーまで約6400kmを踏破した北アメリカ内陸部最初の大規模探検。約600人の兵と200頭以上の馬を率い、1541年にヨーロッパ人として初めてミシシッピ川を目撃・渡河した。デ・ソトは1542年にミシシッピ川畔で病死し、遺体は川に沈められた。

歴史的背景

デ・ソトはピサロのインカ征服に参加して富を得た経験から、北アメリカでも黄金の都市を探そうとした。各地の先住民首長国と遭遇し、しばしば武力衝突した。探検隊が持ち込んだ疫病は先住民社会に壊滅的被害を与え、ミシシッピ文化の衰退を加速させた。

地形・地理的特徴

フロリダの亜熱帯湿地からアパラチア山脈を越え、ミシシッピ川流域の大平原まで、多様な地形を踏破した。ミシシッピ川は幅1km以上の大河で渡河に困難を極めた。先住民のミシシッピ文化圏の首長制社会が各地に存在していた。

歴史的重要性

北アメリカ南東部の先住民社会に関する最初の詳細な記録を残した。探検隊が持ち込んだ疫病がミシシッピ文化圏の人口を激減させ、後にヨーロッパ人が入植した時には衰退後の社会しか目にしなかった。ミシシッピ川の「発見」は後の領土主張の根拠となった。

参考文献

  • Hudson, Knights of Spain, Warriors of the Sun
  • Clayton et al., The De Soto Chronicles