概要
フルドリヒ・ツヴィングリがチューリヒの大聖堂司祭として宗教改革を推進。67ヶ条の提題を公開討論にかけ、都市参事会の支持を得て聖像の撤去、ミサの廃止、修道院の解散を実施した。聖書のみに基づく信仰を主張し、ルターとは聖餐論で対立した。
歴史的背景
ツヴィングリはエラスムスの人文主義的聖書研究の影響を受け、ルターとは独立に聖書中心の改革思想に到達した。スイスの傭兵制度への批判も改革の動機の一つであった。
地形・地理的特徴
チューリヒ湖の北端、リマト川沿いに発展した都市。スイス連邦の中核的都市であり、アルプス越えの交易路の要衝。都市参事会が独立した意思決定を行える政治的自治が改革を可能にした。
歴史的重要性
改革派(カルヴァン派)プロテスタントの先駆。ルターの改革とは別系統の改革運動を開始し、スイス、フランス、オランダ、スコットランドの改革派教会の源流となった。1531年のカッペルの戦いでツヴィングリは戦死した。
参考文献
- ブルース・ゴードン『ツヴィングリ』
- G.R.ポッター『ツヴィングリ』