概要
世界一周航海中のフェルディナンド・マゼランがフィリピン諸島に到達。セブ島の首長フマボンをキリスト教に改宗させたが、マクタン島の首長ラプラプとの戦闘で戦死(マクタンの戦い、1521年4月27日)。ラプラプはフィリピン最初の反植民地主義の英雄とされる。
歴史的背景
マゼランはスペイン王カルロス1世の命を受けて西回りの世界一周航海を行い、太平洋を横断してフィリピンに到達した。セブの首長を改宗させた後、服従を拒むマクタン島のラプラプを武力で制圧しようとして失敗した。
地形・地理的特徴
セブ島東岸の天然の良港とマクタン島の珊瑚礁に囲まれた浅海域。マゼランの大型帆船は浅い珊瑚礁に接近できず、鎧を着た兵士は浅瀬を歩いて上陸せざるを得なかった。この地形的不利が敗北の一因となった。
歴史的重要性
フィリピンが西洋世界と最初に接触した歴史的瞬間。1565年のレガスピによる本格的な植民地化の先駆。ラプラプはフィリピンの国民的英雄であり、セブのラプラプ市にその名を残す。
参考文献
- アントニオ・ピガフェッタ航海記