概要

フェルディナンド・マゼラン(ポルトガル人、スペイン王室の支援)が1519年9月にセビリアを5隻の船で出航。南アメリカ南端の海峡(マゼラン海峡)を発見・通過して太平洋に入り、1521年4月にフィリピンのマクタン島で先住民との戦闘で戦死。残った乗組員がフアン・セバスティアン・エルカーノの指揮で航海を継続し、1522年9月にスペインに帰還。出発時の約270人のうち帰還したのは18人。

歴史的背景

マゼランはポルトガル王に計画を拒否された後、スペインのカルロス1世の支援を得た。トルデシリャス条約によりスペインに割り当てられた西回りルートで香辛料諸島(モルッカ諸島)に到達することが目的。太平洋という名称はマゼランが命名した(嵐のない穏やかな海という意味)。

地形・地理的特徴

大西洋から南アメリカ南端のマゼラン海峡を通過し太平洋を横断。マゼラン海峡は狭く風が強い危険な水路で、通過に38日を要した。太平洋横断中は約3ヶ月半陸地を見ず、壊血病と飢餓に苦しんだ。

歴史的重要性

地球が球体であることを実証し、世界の海が繋がっていることを証明した人類史上最も重要な航海の一つ。太平洋の広大さが初めて認識され、世界地理の理解を根本的に変えた。

参考文献

  • Bergreen, Over the Edge of the World
  • Pigafetta, The First Voyage Around the World