概要
オスマン帝国のセリム1世がサファヴィー朝のイスマーイール1世をチャルディラーンで撃破した。サファヴィー軍のキズルバシュ騎兵は勇猛であったが、オスマン軍の大砲と鉄砲の前に大敗。イスマーイールは辛うじて逃走し、タブリーズは一時オスマンに占領された。
歴史的背景
サファヴィー朝のシーア派宣教活動がオスマン帝国東部のテュルク系住民に浸透し、反乱を誘発していた。セリムはシーア派の脅威を排除するため東方遠征を決行した。
地形・地理的特徴
チャルディラーンはヴァン湖北西の高原(標高約1,800m)に位置する。開けた高原地帯はオスマン軍の火砲とイェニチェリの鉄砲隊の威力を最大限に発揮させた。
歴史的重要性
チャルディラーンはオスマン・サファヴィー間の約200年にわたる対立の始まりであり、中東のスンナ・シーア宗派地図を確定させた。火器の優位性が証明され、サファヴィー朝も後に火器を導入した。
参考文献
- Selim I: Ottoman Sultan (A. Mikhail)
- The Safavid World (R. Matthee)