概要

ポルトガル総督アフォンソ・デ・アルブケルケがビジャープル・スルタン朝からゴアを奪取。インド洋におけるポルトガル帝国の中核拠点として「東方のローマ」と称された。異端審問所の設置(1560年)、聖フランシスコ・ザビエルの布教活動の拠点としても知られる。1961年まで451年間ポルトガルが支配。

歴史的背景

1498年のヴァスコ・ダ・ガマのインド到達以降、ポルトガルはインド洋交易の独占を目指した。アルブケルケは主要な海峡・港湾の制圧を戦略とし、ホルムズ、ゴア、マラッカを「鍵」と位置づけた。

地形・地理的特徴

アラビア海に面したインド西海岸のマンドヴィ川河口の島嶼部。天然の良港を持ち、インド洋交易の中継点として理想的な立地。背後のサヒヤドリ山脈が陸側からの攻撃を困難にした。

歴史的重要性

ヨーロッパ植民地主義のアジアにおける最初の恒久的拠点の一つ。ポルトガル文化の影響は現在のゴアの建築・料理・言語に色濃く残る。旧ゴアの教会群は1986年にユネスコ世界遺産に登録。

参考文献

  • Sanjay Subrahmanyam, The Portuguese Empire in Asia, 1993
  • M.N. Pearson, The Portuguese in India, 1987