概要
1497年7月にリスボンを出航したヴァスコ・ダ・ガマは、1498年5月20日にインドのカリカットに到達。ヨーロッパからインドへの海上直行ルートの開拓に成功した。アフリカ東岸のモザンビーク、モンバサ、マリンディでイスラーム商人の案内を得て、アラブ人航海士アフマド・イブン・マジドの助力でインド洋を横断した。
歴史的背景
エンリケ航海王子(1394-1460年)以来、ポルトガルはアフリカ西岸を段階的に探検し、1488年にバルトロメウ・ディアスが喜望峰に到達していた。香辛料(特に胡椒)のヴェネツィア・アラブ商人を介さない直接入手がポルトガルの戦略的目標であった。
地形・地理的特徴
リスボンからアフリカ西岸を南下し、喜望峰を回ってインド洋に入り、モンスーンを利用してインドのカリカット(現コーリコード)に到達。大西洋のカナリア海流とベンゲラ海流、インド洋のモンスーンを利用した航海。
歴史的重要性
ヨーロッパの海上帝国主義の始まりを告げ、インド洋のイスラーム交易ネットワークへのヨーロッパの武力参入を開始した。ポルトガルはゴア、マラッカ、マカオなどの拠点を確保し、最初のグローバルな海上帝国を構築した。香辛料価格の低下がヴェネツィアの衰退をもたらした。
参考文献
- Subrahmanyam, The Career and Legend of Vasco da Gama
- Disney, A History of Portugal and the Portuguese Empire