概要
ソンニ・アリーの征服事業を継承したアスキア・ムハンマドが、西アフリカ史上最大の帝国を建設。行政制度の整備、イスラム法の導入、学術の奨励を推進した。メッカ巡礼(1496-98年)で「カリフ」の称号を得て帰国。帝国は西はセネガルから東はアガデスまで広がった。
歴史的背景
ソンニ・アリーの死後、将軍ムハンマド・トゥーレがクーデターで権力を握りアスキア(皇帝)を称した。マリ帝国の衰退後のサハラ交易路の支配権を掌握し、帝国の行政機構を体系化した。
地形・地理的特徴
ソンガイ帝国はニジェール川中流域のガオを首都とし、ニジェール川の水運を帝国の統合の軸とした。サハラ南縁からギニア湾北部にかけての広大なサバンナ地帯を支配。ニジェール川の内陸デルタが農業の基盤を提供した。
歴史的重要性
西アフリカにおけるイスラム的統治の最も発達した形態。トンブクトゥ、ジェンネ、ガオの学術都市を擁し、アフリカのイスラム文明の絶頂期を代表する。1591年のモロッコ軍の侵攻により帝国は崩壊した。
参考文献
- Hunwick, J., 'Timbuktu and the Songhay Empire'
- Cissoko, S.M., 'Tombouctou et l'Empire Songhay'