概要
世宗の治世に朝鮮の科学技術が飛躍的に発展。測雨器(世界初の雨量計、1441年)、渾天時計(自動天文時計)、簡儀(天体観測器)、自撃漏(自動水時計)、仰釜日晷(日時計)などが蒋英実ら技術者によって開発された。農業指南書『農事直説』も編纂。
歴史的背景
世宗は身分の低い蒋英実を抜擢し、科学技術の発展を国策として推進した。中国の先進技術を導入しつつ、朝鮮の実情に合わせた独自の改良を加えた。集賢殿の学者たちが理論的基盤を提供した。
地形・地理的特徴
景福宮内の簡儀台(天文観測所)が天文研究の拠点。北緯37.5度に位置するソウルの気候条件は天文観測に適し、四季の変化が農業暦の開発を促進した。
歴史的重要性
15世紀の世界において最先端レベルの科学技術を実現。測雨器はヨーロッパより約200年早い発明。世宗時代の科学は朝鮮の「科学の黄金時代」と呼ばれ、韓国の科学技術発展の象徴とされている。
参考文献
- 朝鮮王朝実録
- 世宗実録