概要
永楽帝が北京遷都のために建設した世界最大の宮殿群。100万人の労働者を動員し14年をかけて完成。9999.5間と伝えられる部屋数を持ち、太和殿・中和殿・保和殿の三大殿を中心に構成。
歴史的背景
永楽帝は北方のモンゴルに対する軍事的前線として北京を重視。また自身の藩王時代の拠点でもあり、南京の旧勢力からの脱却を図った。南京の皇宮を模して拡大設計。
地形・地理的特徴
北京の中心に位置し、南北961m、東西753mの長方形の宮城。周囲を幅52mの護城河(堀)が囲む。風水思想に基づき南北の中軸線上に主要建築を配置。
歴史的重要性
明清24代の皇帝の居城として約500年間機能。中国宮殿建築の集大成であり、東アジア建築の最高峰。1987年ユネスコ世界文化遺産。現在は故宮博物院。
参考文献
- 『明史』地理志
- 故宮博物院