概要

ティムール帝国のティムール(タメルラン)がオスマン帝国のバヤズィト1世を撃破し捕虜にした。オスマン帝国はアナトリアの領土を一時喪失し、11年間の空位期(フェトレト)に陥った。バヤズィトはティムールの鉄製の檻に入れられて移動させられたとの伝承がある。

歴史的背景

バヤズィトはニコポリスの戦い(1396年)で十字軍を破りコンスタンティノープル包囲中であったが、ティムールの脅威に対応するためアナトリアに転進した。両帝国の中間にあるテュルク系諸侯国の帰属が争点であった。

地形・地理的特徴

アンカラはアナトリア中央の高原(標高約900m)に位置し、乾燥した平原が広がる。チュブク平原での会戦では、ティムールが水源を先に確保してオスマン軍の水を断つ戦術を用いた。

歴史的重要性

オスマン帝国の崩壊を防いだのはティムールが中央アジアに帰還したためであり、空位期を乗り越えたオスマン帝国は再び拡大に転じた。コンスタンティノープル陥落が50年遅延した。

参考文献

  • The Ottoman Empire (C. Finkel)
  • Tamerlane (J. Marozzi)