概要
1401年、足利義満は明に使者を送り「日本国王」に册封された。倭寇取り締まりと引き換えに朝貢形式の勘合貿易を開始。勘合符を用いた貿易は莫大な利益をもたらし、銅銭・生糸・陶磁器が輸入された。義満が册封を受けたことは天皇の権威を超える行為として批判された。
歴史的背景
南北朝合一を達成した義満は対外関係の構築に乗り出した。倭寇が東アジアの海上秩序を脅かし、明は取り締まりを要求していた。義満は朝貢形式を受け入れ貿易の利益を確保する実利的判断を下した。
地形・地理的特徴
博多・堺・兵庫津が貿易の拠点港。瀬戸内海と東シナ海を結ぶ海上交通路が活用された。
歴史的重要性
中世日本の対外関係の最重要事項の一つ。室町幕府の重要な財源となり、大陸文化の流入を促進した。
参考文献
- 『善隣国宝記』
- 『足利義満』臼井信義