概要
観阿弥・世阿弥父子が猿楽能を芸術的に洗練させた。世阿弥は『風姿花伝』をはじめとする能楽論を著し、「秘すれば花」「幽玄」の美学を確立。足利義満の庇護のもと、能は武家社会の公式芸能として定着した。
歴史的背景
猿楽は庶民的な芸能であったが、観阿弥・世阿弥が物語性と舞踊美を高め、貴族的な幽玄の美を追求した。義満の後援が能の芸術的発展を支えた。
地形・地理的特徴
京都の社寺境内や将軍邸で上演された。能舞台は屋外に設置され、松を描いた鏡板と橋掛りが独特の空間を創出。
歴史的重要性
ユネスコ無形文化遺産。世界最古の現役演劇形式の一つ。世阿弥の芸術論は日本の美学・演劇理論の最高峰として世界的に評価されている。
参考文献
- 世阿弥『風姿花伝』
- 世阿弥『花鏡』