概要
ウートーン王(ラーマーティボーディー1世)がアユタヤに都を定めて建国。417年間にわたり33人の王が統治した東南アジア最長の王朝の一つ。国際貿易で繁栄し、日本人町(山田長政)、中国人街、ポルトガル人居住区を持つ国際都市。1767年にビルマ(コンバウン朝)の攻撃で陥落・破壊された。
歴史的背景
スコータイ朝の衰退に伴い、チャオプラヤー川下流の水上交通に便利な位置にアユタヤが建設された。クメール文化の影響が色濃く、王権の正統性はクメール式の神王思想に依拠した。
地形・地理的特徴
チャオプラヤー川、パサック川、ロッブリー川の三河川に囲まれた中州に都城が建設された。水に囲まれた天然の要塞で、雨季には周囲が浸水して攻略が困難。同時に水運の便に優れ、メコン川水系と海洋を結ぶ交易の要衝であった。
歴史的重要性
タイ史上最長の王朝。東西交易の拠点として繁栄し、17世紀には人口100万を超える世界有数の大都市であった。1991年にユネスコ世界遺産に登録。1767年の滅亡はタイ人の歴史的トラウマとして記憶されている。
参考文献
- アユタヤ年代記
- ヨーロッパ商館記録