概要
ムハンマド・ビン・トゥグルクの統治に反発したデカンのアミールたちが反乱を起こし、アラーウッディーン・バフマン・シャーを擁立して建国。デカン高原初のイスラム王朝としてヴィジャヤナガル帝国と南インドの覇権を争った。後にビジャープル、ゴールコンダなど5つのスルタン国に分裂。
歴史的背景
デリー・スルタン朝のトゥグルク朝は強引な南方政策で各地の反発を招いていた。デカンの軍事貴族はデリーの中央集権に不満を持ち、独立を志向した。
地形・地理的特徴
デカン高原北部のグルバルガーを初代首都とし、後にビーダルに遷都。北はヴィンディヤ山脈、東西はガーツ山脈に囲まれた高原地帯で、独立した政治圏を形成しやすい地理的条件。
歴史的重要性
デカン地方におけるイスラム文化の定着をもたらし、ペルシャ・アラビア文化とドラヴィダ文化の融合であるデカン文化の形成に寄与。後継のデカン・スルタン諸国はムガル帝国のデカン政策に大きな影響を与えた。
参考文献
- H.K. Sherwani, The Bahmanis of the Deccan, 1953
- Richard Eaton, A Social History of the Deccan, 2005