概要

クルタラージャサが元(モンゴル)軍の撤退後に建国。宰相ガジャ・マダの下で最盛期を迎え、「ヌサンタラ」(群島全域)の支配を誓約した「パラパの誓い」で知られる。現在のインドネシアの領域に近い広大な範囲に影響力を及ぼした東南アジア最大の帝国。

歴史的背景

クビライの遠征軍を利用して旧王朝を打倒し、元軍撤退後に独立。ガジャ・マダはスマトラ、ボルネオ、バリ、マルク諸島にまで勢力を拡大する野望を持ち、実際にそのほとんどを実現した。

地形・地理的特徴

東ジャワのブランタス川流域の平野。肥沃な火山性土壌が農業を支え、ジャワ海に面した港がスパイス交易の拠点となった。内陸部の宮廷と沿岸部の港湾を結ぶ河川水運が帝国の経済基盤。

歴史的重要性

インドネシアの国家的統一の歴史的先例とされ、インドネシアの国章ガルーダはマジャパヒトに由来する。「ヌサンタラ」の概念は現在のインドネシアの新首都の名称にも使われている。15世紀のイスラム化の波により衰退。

参考文献

  • ナガラクレタガマ
  • パララトン