概要
ベトナム・陳朝がモンゴル帝国(元)の第三次侵攻を撃退。陳興道将軍が白藤江で元の水軍を壊滅させた。ベトナムはモンゴルの3度の侵攻(1258年、1285年、1288年)をすべて撃退し、東南アジアで唯一モンゴルに屈しなかった国の一つとなった。
歴史的背景
クビライ・カーンはベトナムを征服するため3度の遠征を行った。ベトナムはゲリラ戦術と焦土作戦で対抗。首都タンロン(ハノイ)を一時放棄しても抵抗を続け、最終的にモンゴル軍を消耗させて撤退に追い込んだ。
地形・地理的特徴
白藤江の河口部は干満差が大きく、複雑な水路が入り組む。陳興道(チャン・フン・ダオ)は呉権と同じく鉄の杭を川底に打ち込み、モンゴル水軍を干潮時に殲滅する戦術を用いた。
歴史的重要性
ベトナム軍事史上最大の勝利。陳興道は「ベトナムの諸葛亮」と称えるナショナルヒーロー。「外敵に屈しない」ベトナム民族の精神的支柱として、後のフランス・アメリカとの戦いにおいても引用された。
参考文献
- 大越史記全書
- 元史