概要

モンゴル帝国第5代カアン・クビライが国号を元と定め、大都(現北京)に壮大な都城を建設。劉秉忠の設計による計画都市で、周礼に基づく碁盤目状の都城構造を採用。南宋攻略の前線基地としても機能。

歴史的背景

クビライはモンゴル帝国内の保守派と対立しつつ、中国的な皇帝制度を採用。弟アリクブケとの後継者争いに勝利後、中国統治を本格化させた。

地形・地理的特徴

大都は華北平原の北端、燕山山脈の南麓に位置する。モンゴル高原と華北を結ぶ地政学的要衝で、北方の草原世界と南方の農耕世界の接点。

歴史的重要性

北京が中国の首都となる基礎を確立。モンゴル帝国の東方拠点として東西交流の中心地となり、マルコ・ポーロらが訪れた。元の大都は明の北京、清の紫禁城の原型。

参考文献

  • 『元史』世祖紀
  • 『東方見聞録』マルコ・ポーロ