概要

道元(1200-1253)は入宋して天童山の如浄に学び、帰国後に曹洞宗を開いた。1244年に越前に永平寺を開山し、只管打坐を根本とする修行道場とした。主著『正法眼蔵』は95巻に及ぶ哲学的著作で、日本思想史上最も深遠な著作の一つ。

歴史的背景

比叡山で修行した後、栄西の系統の禅に触れ、宋に渡って正伝の禅を求めた。京都での布教は比叡山の圧力を受け、越前への移転を余儀なくされた。

地形・地理的特徴

永平寺は越前国(福井県)の深い山中に建立された。志比谷の渓谷に囲まれた厳しい自然環境は、只管打坐の修行に適した場所であった。

歴史的重要性

曹洞宗は現在約1万5千の寺院を持つ日本有数の宗派。『正法眼蔵』は西洋哲学者にも注目される。坐禅の実践は現代の禅ブームにもつながっている。

参考文献

  • 『正法眼蔵』道元
  • 『典座教訓』道元