概要

1185年、源義経が屋島の平氏本営を急襲。わずか150騎で阿波国から渡海し、陸路から屋島背後を突くという大胆な作戦で平氏を敗走させた。那須与一の扇の的のエピソードで知られる。平氏は屋島を放棄して長門国(山口県)に退き、壇ノ浦の最終決戦へと追い込まれた。

歴史的背景

一ノ谷の戦いの後、源範頼の九州方面からの攻撃と義経の四国方面からの攻撃で平氏を挟撃する戦略が立てられた。義経の独断的で大胆な用兵は、源平合戦の帰趨を決する要因となった。

地形・地理的特徴

屋島は讃岐国(香川県)の瀬戸内海に面した台地状の溶岩台地で、当時は島であった。平氏は海上からの防衛に有利なこの地に本営を置いた。源義経は暴風雨をついて阿波国から陸路で背後に回り込む大胆な奇襲を行った。

歴史的重要性

壇ノ浦の戦いに先立つ決定的な戦闘で、平氏の最後の陸上拠点を奪った。義経の軍事的天才が発揮された戦いとして、日本の戦史上重要。那須与一のエピソードは『平家物語』の名場面として広く親しまれている。

参考文献

  • 『平家物語』
  • 『吾妻鏡』