概要
南宋と金の間で締結された和平条約。南宋は金に臣礼(臣下の礼)を取り、毎年銀25万両・絹25万匹を支払う条件。淮河を国境とし、北中国は金の支配下に。岳飛の処刑が和議の前提条件とされた。
歴史的背景
岳飛の北伐が軍事的に成功しつつあったが、高宗と宰相・秦檜は金との和平を優先。金の完顔兀朮(ウジュ)との秘密交渉で、岳飛の排除を条件に講和が成立。
地形・地理的特徴
南宋の首都・臨安から金との和平交渉が行われた。淮河を国境線とし、南宋は長江以南に封じ込められた。
歴史的重要性
南宋の「偏安」(一隅に安住)体制を確定。以後約80年間の南宋の安定と繁栄の基盤となったが、北方領土回復の夢は永遠に失われた。
参考文献
- 『宋史』秦檜伝
- 『金史』