概要
南宋は臨安(杭州)を「行在」(仮の都)と称し首都とした。人口は100万人を超え、マルコ・ポーロに「世界最大最美の都市」と評された。泉州を中心に東南アジア・インド・アラブとの海上貿易が発展。
歴史的背景
靖康の変で華北を失った南宋は江南の経済力に依存。海上貿易は国家財政の重要な柱となり、市舶司(税関)が管理した。景徳鎮の陶磁器、絹織物が主要な輸出品。
地形・地理的特徴
杭州は銭塘江河口に位置し、西湖に面した景勝地。大運河の南端であり、江南の米・絹の集散地。海上貿易の拠点・泉州や広州への水路が整備されていた。
歴史的重要性
中国経済の重心が完全に江南に移行したことを象徴。海上シルクロードの最盛期を迎え、東アジアの国際貿易ネットワークの中心となった。
参考文献
- 『夢粱録』呉自牧
- 『武林旧事』